リマスター(続き)

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 Suger Babe のSONGS40周年目にリマスターをプロデュースしたのが山下達郎だと知って、半分納得・半分意外だった。ナイアガラで一緒にやっていたのに、ラジオで大滝詠一とちょっと距離を置いたような発言をしていたからだ(^-^)。
 だが、Sound&Recording 2015.10の特集やラジオその他で、今回の経緯についての説明が彼自身からなされていた。
 
 詳細は省略するとして、数々の興味深い内容のうち二つを紹介する。
  
 一つはSound&Recording紙面特集で思い出した、1980年代当時のデジタル情勢だ。CDの登場が1982年。それを遡ること5年前に、家庭用VTRを利用したPCM録音装置が登場する。脱線するが、私がPCMを実際に扱ったのが1981年。当時念願叶って得た(と言っても、実は袖ケ浦の飯島先生の奥さんが同級生で、成り行きで私の代理になってくれてゲットしてくれた(^^))奨学金をつぎ込んだ…>_< …。  当時世界のPCMを牽引していたのはSONY。大滝詠一が持っていたSONY関係者でしか入手できなかった変換ボードを達郎が形見分けしてもらった話や、マスターをそのデジタルで遺してあった話とか実に興味深い。オリジナルマスターテープがScotch206とか、デジタル用にVTRのU-maticの話は、本当に懐かしい。私もオープンテープの206も207も使ったし(最後によく使っていたのはAmpex456)、PCMのVTRはβmax。しかも正規流通品が高額だったため、秋葉原のF商会で安く買っただの、もはや誰も知らない呪文状態だ(^^ゞ。 しかもそのβテープもいよいよ生産終了になる。

 もう一つはWarner Musicサイトの山下達郎と大貫妙子の対談で話題に上った伊藤銀次の話。サエキケンゾウは有名だし最近はGReeeenの4人全員歯科医師と聞いていたが、中退してしまったがWikiには確かに大阪歯科大学とある。これも驚き(@_@;)。
 
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