カメラ・デジカメ・パソコン: 2005年4月アーカイブ

 ついにと言うかやむを得なくと言うか、リークの通りNikon D70sとD50が発表になった。新製品D50は文字通り独走態勢?のEOS KissDN対抗機種と思われ、文字通り銀鉛で繰り広げられたEOS KissとNikon Uの再現だ。だが、銀鉛ではEOSの圧勝だったようだが、果たしてデジタルではどうか(別に興味は無いのだが・・・<苦笑)?野次馬的に見れば、果たして800万画素になったKissDNに600万画素のD50がどこまで健闘できるかで、唯一興味ある点はD50が*istDs同様エントリー機と言うことで記録メディアにSDメモリーカードを採用したところで、これが市場にどう受け取られるか。
 一方D70sの改良は、確かにカメラとしての熟成度を上げた事として、ある意味納得が出来る。単なる(無印?旧?)D70へもアップデートが予定されていることなど、少し驚く点もあるのだが、しかしだ、企業としての体力が乏しいなら、D70に「てこ入れ」するよりもむしろ上級機のD100のアップデートや改良に全力を上げるべきではなかったのか。そんなにD70問題だったのか?

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画像は銀鉛の最廉価機というかエントリー機である「Nikon Us」

 そんな今、D100の後継機種について(もはやどうでも良いことだろうが)少し勝手な推測をしてみたい。基本的に解像度は、既に対抗機種である800万画素のEOS 20D(いろいろ批判はあるようだが)に対して、同じ程度かそれを上回る性能を要求されるであろう。数ヶ月前に改良版として発表されたD2Hsは主にスポーツ系や報道分野に特化した機種であるが、残念なことに旧D2HのLBCASTのノイズにまつわる悪い噂とライバルのEOS 1DmkIIが倍の800万画素で同等以上の連写性能を達成させてしまったため、残念ながら今イチ評価が高くない。そのリベンジもNikonとしては考えているではないか? だが、自社で映像素子の開発に半ば失敗したため、どうしてもキヤノンほどの自由さはない。そのために新たに800万画素級のCCDをSONYが作っているのかは判らないが、それ以外の選択肢はD2Xで採用された1,240万画素の流用が噂される。面白いことにこのD2XのSONY製1,240万画素CMOSセンサーは評価が高く、逆にEOS 20Dの自社製800万画素CMOSセンサーは(同じ画素数ながら若干大きい1DmkIIのCMOSセンサーは評価が高い)何故か評価が低い。噂されるD100後継のカメラが、一発逆転(と言ってもデジタルの世界ではわずかな期間であろうが)を狙ったD200になるのか?あるいは熟成を計ったMk IIになるのかはもうしばらく待つ必要があるだろう。
 だが、純粋に口腔内撮影用と捉えた場合、もはやD200は必要ではなく、軽く小型で性能的には十分なD70sかD50が選択肢であることは、かなり皮肉な事実でもある。しかし更に言うならば、カメラとしての魅力を加味するのあればこれらの最新機種でも役不足だと言うことも残念ながら事実なのだ。

Adobeの一人勝ち?

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 驚くべき、って言うほどでもないかも知れないが、ニュースだ。アドビがマクロメディアを買収してしまった! つまりマルチメディア界の二大巨頭が買収により、一大ソフト会社となるのだ(ろう・・・自信なさげ<とほほ)。

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Macromediaの最も有名なソフトはFlash (Player)だろうし、Shockwave (Player)でもあろう。実は競合するソフトもあり、Adobe GoLiveに対してMacromedia Dreamwaverだったり。このメーカーのソフトはWeb用に特化され、特にAdobeのインターフェイスが嫌いな人たちに評価が高いと聞く。既にwww.macromedia.comのトップでは " Macromedia and Adbe to Join Forces "とある。

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 どんな実状があったのかは知らないが、Aldus Persuation の開発を断念させ MS PowerPoint が世界標準となりつつあるプレゼンの世界だが、一部でその弊害が問題視されているように、ユーザーが「見かけ」だけでない恩恵を受けられるよう願いたいものだ。

 ついでに調べているうちに面白いことが判った。このPersuationを作っていたAldusという会社はAdobeに売却されたのだが、有名なDTPソフトPageMakerは現在もなおAdobeで主力商品となっている。一方Macromediaから販売されているFreeHandも、実はAldusの開発であり、そう言う意味では今回の買収劇でPageMakerとFreeHandは10年目にして再び一つの会社の元に落ち着いたと言える。

 勉強になったのは、TIFFとはPageMakerをWindowsに移植する際にAldusとMicroSoftが開発した画像ファイル形式なのだそうだ。

初夏?

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 昨日は暑かったですね〜。毎週水曜日は個人的な用事で(と言うか、アルバイトで)都内へ出張しているのですが、いつも降りる高速の出口の脇に小さな公園があり、そこの桜が満開なのが目にとまり、とっても気分が良かった。
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 あまり花見など興味がなかったのですが、数年前ふと「あと何回桜の咲くのを観ることができるのか」と考え出してから毎年季節のいろいろな変化に、なるべく取り残されないよう気を使い始めました。でもこの時期は花粉症で大変なんですが、やはり今日も・・・ハクション!

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 実はこの1年余り、限りなく怪しい処からAdobeCreativeSuiteCSと言うソフトを入手し、使いこなすまでには到底行かないまでも、あれこれいじくり廻してみて、到底使いこなせない「バケモノ・ソフト」だとよ〜く判りました(い、今更〜冷汗)。そのうち使っているソフトはPhotoshopとGoLive、それにAcrobat。となれば、先日オウンゴールで自らリークしてしまったCreativeSuite 2はおろかPhotoshopのフルバージョンの必要性は全くなく、今後はPhotoshopElements3以降に軟着陸すればよい事が判りました。一方、GoLiveももうアップグレードまでして使うソフトでも無いようです。ところが今年に入って机の上や棚やカバンにあふれている捨てに捨てられない書類を何とかしようと、スキャナーを引っ張り出してきてせっせとPDF化しているのです。その際に大活躍なのが現在使用中のAcrobat6.0.3と言うわけで、現在その後継の7.0が販売されておりどこでアップグレードしようか迷ってます。何故ならAcrobat7.0 Professionalへのアップグレードに比べ、CreatibeSuite1.3(Acrobat7.0 Professionalが含まれている!)へのアップグレードパックの方が安いのです!
 さて話に出てきたAcrbatですが、実は最も嫌いなソフトの一つでした。何故なら起動に時間が掛かることと(Standardバージョンでも!)、Adobe独特の構造のため画面の各所が占領され不愉快なのです。それはPDFへ取り込んでいる最中も同様で、相変わらず今イチ好きになれない。しかしPDFの標準型としてのAcrobatであるため、そこは何かとガマンしながら使っているのですが、もう一点困っているのは、Windows用には豊富なOCRソフトがMacにはほとんど無いという事実です。まあ、レセコンが普段ほとんど動いていないので、フラットベッドでは取り込み(スキャン)の速度も遅いのでいっそのこと専用機を導入しようか、あるいは書類はADFが装備されている以前より欲しかった複合機に任せるか悩み中なのです。専用機は当たり前ですが、複合機も取りあえずの性能は侮れませんよ、今は!
 もう一つバカなこと(無駄遣い)を考えていて、委員会や出先でも空いている時間を見つけてPDF化してしまおうと、ポータブルのスキャナーを狙っているのですが、CISではCCDタイプより焦点深度が浅いと言うことでこれもまたちょっと悩んでおります。まあ、こっちについては選択肢はほとんど無いので、ソイツを何時買うか・・・爆。

 久々の更新だが、禁断の注射をしたのにもかかわらず(って、危ない話だな〜)この1週間あまり花粉症がひどすぎて元々無い思考能力がマイナスになって・・・ってそんな訳無いか?ハクショ〜ン!ぐすぐす・・・
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 まず、最近のデジカメの記録メディアの動きからの話題を。
 登場したときは正直懐疑的だったのだが、どうもPentax *istDsが廉価版のデジタル一眼レフの流れを変えたようだ。従来の記録用メディアは、CompactFlashとその互換型であるHardDiscのMicroDriveが筆頭で、FujiFilm+OylmpusのSmartMediaとSONYのMemoryStickだったのだが、スマメがこけて→xD PictureCardに移行し、さらにケータイやコンパクトサイズのデジカメでMaltiMediaCardベースのSDMemoryCardが圧倒的勢いで台頭してきている(進行形)。更にここに来て予告されていた1GBを超える容量のものがしかも比較的安価に供給されはじめ、勢力範囲も変わり始めている様なのだ。コンパクトサイズでも700万画素以上の機種が登場するに至り、1ショットあたりの画像データが肥大したため必然的に大容量のメディアが要望され、それが想像以上に安価に補完され始めた。
 Rawで連射が必要なデジタル一眼レフは当然というか選択肢がないのだが、より大容量で高速のCFやMDが必須になった。更にMDは現在6GBと20年前のデスクトップ用3.5インチHDの容量を超え、まもなく最大20GBにも届くとのことだ。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0504/05/news042.html
 ところが、本体が¥10万を割る廉価版のデジタル一眼レフには高容量でも、コンパクトサイズのデジカメと流用が可能なSDメモリーカードが選択された。通常の使い方であれば、¥3万を切っている1GBのSDメモリーカードで十分だし、使い回しができるのはより便利であるし歓迎されるであろうことは明白なのだから。しかもMDは当然としてもCFでさえ凌駕する転送速度が、Canon EOS-1D(s)MKIIにもダブルスロットルで反映されていると言えば納得ができよう。だが、近い将来全てのデジタル一眼レフがSDメモリーカードに移行するのかと言えば、恐らくそれはないだろう。だが、少なくとも中級のNikon D100やCanon EOS-20Dの後継機種がSDで移行すると考えられる。ただ、D70の後継らしいD70sはマイナーチェンジらしいが、同時登場と思われているNikon D50はSDメモリーカードである!
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