カメラ・デジカメ・パソコン: 2005年9月アーカイブ

 iPod nanoが発売され、Yodobashiでは4GBモデルが入荷未定だと聞く(でもApple Storeにはいっぱいあったよ〜)。だがその驚くべき戦略的価格設定も、Samsungの技術的背景があってこそだ、との事だそうだ。そのSamsungではすでに16GBのものまで試作済みらしい。
 恐らく近い将来の小型ノートPCにおける主記憶媒体として期待されているようだが、それ以前にパソコンはおろかデジカメをはじめムービーにおける搭載メモリーの主力となることは、間違いないことだろう。もうこうなると、記録される速度が命となることは明らかだ。

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 色調が命である口腔内撮影においても、Rawモードの意義は確かにあるが、直接撮影の意義よりも銀鉛スライドのコピーにこそ最大のメリットがあると今は思う。Jpegで撮影した情報をPhotoshopで調整した画像は、見かけでは良さそうに「見える」。だが表現媒体が異なると見かけの化けの皮が剥がれ、無惨な正体を曝す。
 そんな破綻を可能な限り避けるためには、「可能な限りオリジナルに手を付けない」で「見られる(満足できる)」データが必要となる。そのためには撮影時での設定が命となるのだ。だが、それでも破綻が避けきれない場合がある。スライド複写。現時点でベストであろう設定はRaw撮影なのだ。しかし、Rawデータの容量が大きく、カメラのバッファにも記録メモリーにも負担が大きい。その解決にまさしく大容量のメモリーが必要となっている訳だし、それがかなり安価に供給されようとしている時代が到来しつつあるのだ。

 さて品薄のiPod nano、あまり積極的に使う気はないのだが、魔が差して衝動買いしてしまったことを白状してしまおうかな〜(って、もうしてるじゃん)

SONYから、Cyber-shot DSC-R1というデジタルカメラが登場した。価格は $1,000。いわゆるズームレンズ一体型の高級デジタルカメラである。広角は35mm換算で24mmだからかなり使い勝手がよいだろう。

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 しかも、このカメラの注目すべき点は搭載されるセンサーである。APS-Cサイズ1,030万画素 CMOS。

 だがここで言いたいのは、このクラスに搭載されるセンサーサイズより格段に大きくなったと言う事ではなく、恐らくこのCMOSあるいはこれに類したCMOSが、これから登場するであろうNikonやPentax、KonicaMinolta、そして恐らくOlimpusの次世代デジタル一眼レフに搭載される可能性が高いと言うことなのだ。実は、これらメーカーのデジタル一眼レフのセンサーの多くは、ある一つのSONY製のCCDセンサーであり、SONYのセンサー開発技術力がこれらメーカのデジタル一眼レフの性能や魅力を左右しているのだと言うことを言いたい。

 対決構図として、Canon対SONYだ〜ぁ、って勝手に煽ってどーする・・・(汗)
 

ついに8GB

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 ついにMicroDriveが8GBへ到達。耐衝撃性が増したそうで、6GBのものも用意される。

 デジタル一眼レフの高画素モデルがどんどん登場し、かつRAWデータを扱うとなればかなりの容量が必要となる。例えば手元にあるEOS 5Dのカタログに依れば、1,270万画素のRAW撮影は、512MB CFカードでたったの29ショットなのだ。更にRAW+Jpeg Lモード同時記録となれば、なんと22ショットへ落ちる。例えば海外旅行に持ち出そうものなら、もはやフィルムカメラを持ってゆく方がどんなに手軽か、全く何がお手軽なのか判らなくなる。しかも5Dのボディは¥40万もするが、銀鉛EOS最高級ボディ EOS-1Vさえ¥20万ちょっとなのだから。

 話はもどして、単純計算にはならないが、EOS 5Dでも8GBのMDなら、約16倍の460ショット程度の余裕が生まれるのだ。これが心強いと言わずになんと言おうか。こうなればなったで、心配になるのは何かのトラブルがあった場合で、まあどんな時にでもいろいろなバックアップが必要だと言うことなのだ。

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